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第二話 喪服の色は白?

16世紀に来日したポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスは

著書「日欧文化比較」の中で『我々は喪服に黒を用いる。日本人は白色を用いる』

と書いている。だから切腹するサムライは、白装束でなければならないし、

現実、第二次世界大戦までは白い喪服は地方を中心に沢山用いられた。

それが何故黒い喪服になったのでしょうか。

時は1897年、(明治30年)明治天皇の嫡母・英照皇太后の葬儀の時、

政府は列強の国賓に笑われぬ様に、と云う事で喪服を黒にすると告示した。

その結果「黒地ことごとく売り切れ参らし」価格も暴騰するという

騒ぎを起こしてしまったのです。

白喪服の白は、あの世への出発と云う意味を持っています。

あの世は白で現世は色の世界、生と死の二極に分けた考え方は

陰陽道から来ています。左が上位で右が下位だから、きものの衿は左の衿が

上でなければならないのです。右の衿を上にした時は、死者と云う事になります。

この話の続き「陰陽道ときもの」は次回にします。

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